自律神経がバランスを崩すと…

最近は、自律神経という言葉をよく耳にするようになりました。

ところで自律神経は、何をしている神経でしょうか?

『神経』という言葉自体、
『神経が細い』とか『あんなことできる神経が理解できない』のように『精神』に近い表現をされることもありますが、精神と医学的な神経は別物です。
脳も神経系に入るのでそのあたりの混同があって使われるようになったのかもしれませんね。

『神経』とは各器官をつなげる連絡経路と思って頂けるとわかりやすいでしょうか。

『自律神経』というのは神経を働きで分けた時の名前です。
他に脳から筋肉に連絡をする『運動神経』と、感覚を脳に伝える『知覚神経』というものがあります。
運動と知覚というとイメージしやすいでしょうけれど、『自律』って?って思われるかもしれませんね。

でも実はこれも名前の通り。
人が意識してコントロールできない部分のバランスを勝手にコントロールしてくれる神経なんです。

例えば、内臓の動き、血圧や心拍、寒くなったら震えたり、暑くなったら汗かいたり、まぶしい時に瞳孔を狭くしたり、呼吸したり…

とにかく、意識してやってるわけではない身体の動きっていっぱいありますよね。これらを全て自律神経が担ってくれているおかげで、体温や㏗など、人の身体はいつも同じ状態に保っていられるように調節されています。

最初に、『精神』の話を書きましたが、どうも自律神経と、うつっぽい精神状態も混同されがちなようです。

もちろんこれもイコールではありません。
ただ、ストレスの影響をとても受けやすい神経系であることは確かです。

ストレスがかかることによって、ダメージを受けるとお腹の調子がおかしくなったりするのはこのためです。

自律神経が不調を起こすと、普段勝手にやってくれているところがうまくコントロールできなくなるわけですから、様々な症状が出てきます。
逆にこの不調の状態に気持ちが落ち込むということも起きるので、うつっぽい精神状態にもなりえますし、どちらが先に不調を起こしたかは見分けがつきにくいですね。

ストレスが原因で、細菌感染!?

自律神経の働きは数々ある中で、免疫系とも深くかかわるということがわかっています。

免疫系はご存知の通り細菌やウイルスなどの外敵から身を守る機構ですよね。
この言葉もコロナの影響でよく耳にするようになりました。
この機構は主に、血液やリンパに含まれる白血球などの働きによるものです。

自律神経の緊張状態によって、この白血球の状態が影響を受けます。
前の話とつなげると、つまり、ストレスを受け続けると免疫系に影響が出ます。

昨日のもも花さんは、まだお若く体力もあるはずなのですが、思わぬ関節内の細菌感染に見舞われ、その後遺症でのご来院でした。(もも花さん:ご来院者様のこと)
この細菌感染の例はかなり珍しく不可解なものなのですが、感染前に風邪をひいたわけでも免疫抑制の薬を飲んでいたわけでもないそうです。
ご本人によると、変化と言えばコロナ禍で家族の動きが変わったことによる負担を感じていたことぐらいしか思い当たらないとのこと。
もしその通りだったとしたら、ストレスおそるべしだな…と思いました。

この方の治療は、細菌感染の際に飲んだ抗生物質やストレスによりダメージを受けたであろう副腎というところの鍼治療と、自律神経系の働きを促すための頭蓋骨の調整で治る力を高めました。もちろん関節の後遺症もケアしましたが、こちらは枝葉の部分です。

 

実際のコロナ感染以上に、今コロナストレスで弱っている方の方が圧倒的に多いのではないかと、ニュースではわからない数字のほうが問題に思えてきます。

コロナで神経質になっている昨今。
正しく対策する必要はありますが、必要以上に不安を抱え込まないように過ごしたいものです。


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